「字が下手であんまり書くことが好きじゃないんだよな」
「授業や仕事で使うのにいまいち書きにくいんだよなー」
インターネットが普及したとはいえ、まだまだ日常から「書く」ということはなくなりませんよね。
書くなら出来るだけストレスなく書きたいと思った時、ボールペンのインク選びが重要になります。
実は油性や水性以外にもインクの種類ってあるんです。
用途に合わせたボールペン選びのお手伝いができるよう、それぞれのインクの種類を紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧くださいませ!
代表的なボールペンのインク3種+2種
まず、あなたはボールペンのインクに「油性インク」と「水性インク」があるのはご存知だと思います。
一時期話題となった、「消せるインク」もあなたはご存知かもしれませんね。
あとは知らずに使っている方も多いですが、名前には馴染みがない「ゲルインク」と、あまり認知されていないであろう「エマルジョンインク」の5種類があります。
それぞれのメリット・デメリット含め特徴を記載いたします。
油性インク
あなたにとっても一番馴染み深いボールペンが油性インクタイプだと思います。
何気なく黒のボールペンを選べば油性タイプのボールペンを選択していることでしょう。
安価なタイプから数万円するような高級品まで、種類が多いため、選ぶ楽しさを教えてくれるボールペンもありますね。
ダマが
- 乾きやすい
- 水に強く、水に濡れても滲みが発生しにくい
- インクの減りが遅い
- 色褪せが少ない
- 裏写りしにくい
- ダマが発生しやすい
- 書き始めと筆圧が弱いとかすれやすい
- 発色が鮮やかでない
- 書き心地がなめらかでない
- 発色性が良くない(色も少ない)
水性インク
溶剤に水を使用したタイプのインクです。
着色剤に染料と顔料が用いられており、それぞれ若干特徴が異なります。
発色に優れているため、色々なカラーバリエーションがあるので、売り場で見てても楽しくなっちゃいますね。
ペン先が詰まると書けなくなることがあり、試し書きが可能な売り場では、購入した段階ですでに書くことができないことがまれにあるので、注意が必要です。
- ダマがほとんど出ない
- 書き心地がなめらか
- 発色が鮮やか
- 筆圧が弱くてもサラサラと書ける
- 書き始めからかすれにくい
- 水に弱く、水に濡れると滲んでしまう
(特に染料タイプ) - 裏写りしやすい(染料タイプ)
- ペン先がインクで詰まりやすい(顔料タイプ)
- インクが乾くの少し時間が掛かる
- 耐光性に劣る
染料タイプの特徴は発色がよく色が豊富であり、インクが乾きやすいこと。
顔料タイプは、耐光性と耐水性に染料タイプより優れている。
ゲルインク(ゲルインキ)
水性ペン同様、ゲルインクのボールペンはダマが出にくいのも大きな魅力となります。
その他性能に関しても、油性・水性インクの良いところを合わせたタイプのインクです。
良いところを合わせたと聞くと、メリットばかりな気がしますが、デメリットもしっかりあります。
水性インク同様、着色剤には染料と顔料が用いられており、それぞれで特徴が異なる。
- ダマがほとんど出ない
- 書き心地がなめらか
- 書き始めからかすれにくい
- 水性より滲みにくい
- 発色が良くカラーバリエーションも多い
(特に染料タイプ)
- インクの減りが早く、交換頻度が高い
- 染料タイプは、耐光性や耐水性に劣る
なんといってもインクの減りは早いですね。
替え芯の準備が必須で、交換頻度も多くランニングコストが悪いことが、大きなデメリットとなります。
エマルジョンインク
ゼブラ社製の製品にのみ採用されている、水性と油性の混合インクのことです。
通常は混ざらない水と油を特殊技術で混ぜることで誕生したインクで、水性と油性インクのいいとこ取りの性能といった印象。
- ダマが出にくい
- 書き心地がなめらか
- 書き始めからかすれにくい
- 水性より滲みにくい
- ゲルインクより長持ち
- 種類が少なく、選ぶ楽しさがない
消せるインク
PILOT社のフリクションボールが有名な消せるタイプのインクです。
温度が上がると透明になるインクを使用しているため、摩擦熱の力で消すことができるのが特徴。
- ダマが出にくい
- 消せる(しかもキレイに)
- 公的文書などに使用できない
- 自分が意図しなくても文字が消える
- 種類がまだまだ少ない
夏場の車内や熱源の近くに消えるインクで書いたメモや手帳を放置しておくと、勝手に文字が消えてしまうので要注意です。
まとめ
ボールペンのインクに関して紹介させていただきました。
あなたが使用するシーンに合わせて、最適だと思うボールペンを使ってみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました!