「ダッチオーブンやスキレットは手入れが面倒なんでしょ?」
「手入れは大変そうだけど、使ってみたい…」
そんなあなたにおすすめなのが、UNIFLAME(以下ユニフレーム)の『ちびパン』です。
一般的なダッチオーブンやスキレットと比べて手入れも簡単で、価格も1500円(税込み)と安価。
入門編として使用してみるのに丁度よい商品なんですよね。
ちびパンは鉄製なので、最初に『シーズニング』を行います。
言葉だけ聞くと難しそうで、失敗しないか心配になりますよね。
しかし、安心してもらって大丈夫です!
ちびパンのシーズニングは、初めてでも失敗しないで簡単にできちゃいます。
素人の私が、実際に行った手順を元に解説させていただきます。
ぜひ最後までご覧くださいませ!
目次
ちびパンとは?
簡単にちびパンの説明をしておくと、ユニフレームから販売されている黒川鉄板製の小型フライパンです。
ソロキャンプから家族キャンプまで多岐にわたって使用されている商品。
ちびパンの周辺グッズは色々と展開されており、人気の高さが伺えますね。
パッケージは意外とシンプルな雰囲気で、アウトドア感はあまり感じられない印象でした。
IH対応なので、普段の食事で気分を変えたいときに、調理道具+食器代わりに使用できるのも選択肢が多くていいですよね。
個人的にはレザーハンドルが色合いも可愛いし、レザーのエイジングも楽しみなので購入してみたいですね。
ちびパンは調理中、ハンドル部分含めて相当な熱を帯びるので注意が必要です。
しかし、専用ハンドルがなくても、グローブやミトンを利用すれば問題なく使用できます。
(耐熱性能次第で、少し熱く感じることはあります。)
小さいお子さんがいらっしゃる家庭では、先端をうっかり触ってしまう可能性があります。
先端だけでも保護カバーをつけておくのがおすすめです。
ちびパンにシーズニングが必要な理由
ちびパンは鉄製であることは最初にお伝えしましたが、鉄製品は防錆処理をしないと簡単に錆びてしまいます。
ちびパンも同様のため、出荷時は防錆処理として表面に塗装が施されております。
ちびパンの場合、食品衛生法に適合した塗装のため、仮にシーズニングしなくても問題はありません。
しかし、塗料や鉄のにおいを除去し、サビを防止するためにもシーズニングは行うようにしましょう。
ちびパンシーズニングを失敗しない手順
ここからは実際にちびパンのシーズニングで、失敗しないための手順を解説させていただきます。
全体の作業時間は大体1時間程度です。
結構簡単ににできてしまうので、お気軽にご覧いただければと!
ちびパンはIH対応ですが、シーズニングはIHでないほうが良いとの表記が箱にあります。
(IHはカラ焼きだとセンサーが反応して、よく熱源が停止してしまうため)
今回は、カセットコンロを使用してシーズニングに行う手順を解説しております。
シーズニングに入る前に念のため、汚れ落としも兼ねて軽く洗剤を使用してちびパンを洗っておきましょう。
洗った後の水気は、このあと火にかけるので軽く拭き取っておく程度で問題ありません。
ちびパンはサイズも小さいので、ボンベ部分を覆ってしまう心配はないと思います。
しかし、ちびパンのサイズより火が大きくならないようにしましょう。
シーズニングは弱火よりの中火でも十分可能です。
空焼き(防腐剤の除去)
まずは、ちびパンを空焼きにすることで、表面に塗布されている塗装を除去していきましょう。所要時間は10分前後程です。
シーズニングを開始して数分で煙がたちはじめ、本体の光沢が消えるとともに、だんだんと黒ずんでいきます。
さらに加熱を進めると、煙の勢いも大きくなり、ちびパンもどんどん黒ずんでいきますが、心配せずに加熱を続けてしまって大丈夫。
(順調な証拠です!)
時間にして5〜7分くらいで全体が黒ずみ、煙もたたなくなります。
さらに少し加熱を続け、合計10分程度で焼入れは終了です。
野菜を炒めてニオイを除去しよう
焼入れが完了したら、油を引いて野菜くずを炒めることで、鉄臭さを除去していきましょう。
油は食用油であればなんでも良いみたいですが、サラダ油やオリーブオイルを使用される方が多い印象です。
私はオリーブオイルが好きなのでオリーブオイルを使用しています。
焼入れ時と同様に弱火よりの中火で野菜を炒めております。
炒めた野菜は特に食べるわけではないので、色々な野菜のカスを使用することが多いそうです。
今回は野菜カスがなく、玉ねぎのみの使用ですが、仕上がりに問題はありませんでした。
玉ねぎやネギなどのニオイがきつい野菜だと鉄臭さが取れやすいので、あなたもぜひ活用してみてくださいね。
ちびパンの側面部分にも野菜を押し当てる様にするのがポイントです。
側面部分のニオイも除去するにしましょう。
少し炒めすぎかもしれませんが、ちびパンに焦げついたりすることもなく仕上がりました!
少し念入りに玉ねぎを炒めたので、作業時間は10分程度です。
冷却して洗剤で洗おう
野菜の炒めが終了したら、ちびパンを洗剤を使ってあらいましょう。野菜を炒めた際のカス等の汚れを取り除くためですね。
野菜の炒めから洗剤で洗うまでは、十分に時間をおき、ちびパンを冷ましてから行うようにしてください。
一般的に鉄製のフライパンは、熱い状態から急速に冷却するとヒビが入ったり割れてしまう可能性があります。
ちびパンは、黒皮鉄板製で割れにくい材質ではありますが、無駄なリスクは避けましょう。
洗剤で洗うのはササッと終わりにしてしまって問題ありません。
冷ますのに時間がかるため、時間は20分程度かかります。
加熱後に油でコーティング
洗剤で洗ったあとは水気をきるために、軽く加熱します。
加熱後、食用油を全体に塗り込んで作業は終了です。
(私は野菜炒め時と同じオリーブオイルを使用)
油は保管時のサビ防止として、効果があります。
ベタベタになるほど塗り込む必要はなく、表面にさらっと程度で仕上げましょう。
キッチンペーパーを使用して、余分な油は拭き取り
作業時間は2〜3分程度で完了します。
これでちびパンのシーズニングは完了です。
シーズニング前と比べると、マットな質感かつ全体的に黒ずんだ感じになりましたよね。
シーズニング前にあった光沢感がなくなれば、防腐剤の塗装が取れている証になります。
シーズニング終了後の写真を完成目安としていただければと思います。
最後に、ちびパンのシーズニング作業手順のおさらいをしておきましょう!
- 軽く洗って水気を拭き取る(作業時間1〜2分程度)
- 空焼きする(所要時間10分程度)
⇨ラッカー塗装の除去 - 油をひいて野菜を炒める(作業時間10分程度)
⇨匂いの除去 - 冷却後に洗剤で洗う(冷却時間含めて所要時間20分程度)
- 水気を飛ばし油を塗り込む(所要時間2〜3分程度)
⇨サビ防止
大体1時間あれば作業も完了!
ちびパン失敗しないシーズニング〜その後のケア〜
あなたも、ちびパンのシーズニングは失敗せずにできたと思います。
続いては、シーズニングが終了し、使用後のケアに関して触れておきましょう。
ちびパンを使用して、ラム肉を炒めた際のケアになります。
私のちびパン使用後の手順はこちらです。
- 洗剤を使用して洗う
- 水気を切る・飛ばす
- 油を塗り込む
こんな感じなので、シーズニング中の作業とほとんど変わりません。
ちびパン以外のスキレットなどの鉄製フライパンは洗剤の使用を推奨しておりません。
しかし、ちびパンは洗剤の使用が問題なく、汚れが気になる方は洗剤で洗っても大丈夫です。
お湯とこすり洗いのみでも問題はありませんので、お好みでご対応くださいね。
洗った後、油のコーティングは忘れないようにお願いします!
ちびパンシーズニングまとめ
ここまでご覧いただきいかがでしたでしょうか?
失敗するイメージはなくなったのではないかと思います。
破損するリスクもほぼありません。
キャンプでは直火の中にもどんどんちびパンを突っ込むことになるでしょうから、細かいことはあまり気にしないで大丈夫です!
ソロでも仲間達とでも美味しいメシを食べる瞬間の体験は最高ですよね。
それが自分で育てたちびパンであればな尚更です。
ぜひあなたのキャンプやBBQのお供にユニフレームのちびパンはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!
⇨ボンベ爆発の可能性
⇨火傷に注意