ゲルインクボールペンを使用していて一番困るのは、書いている最中に急に書けなくなってしまうことですよね。
単純にインクの残量がなくなってしまった場合は仕方ありません。
しかし、なにか別の原因で急にインクが出なくなってしまう可能性もあります。
その場合、インクがふいに出なくなったとして、すぐにあきらめてしまうのは少しもったいないですよね。
ゲルインクボールペンのインクが出なくなるのにはいくつか原因がありますが、再びインクが出るようにすることも可能なんです。
最も効果的な対策はリフィル(替え芯)を用意しておくことですが、その他の対策に関しても紹介させていただきますので、ぜひご覧ください。
目次
ゲルインクボールペンのインクが出ない原因とは?
インク切れ以外が原因で、ボールペンが書けなくなってしまうことはありますが、具体的に何が原因で出なくなってしまうか、あなたはご存知ですか?
まずは、インクが出なくなってしまう主な原因を把握しておきましょう。
- ペン先に傷がつく
- インクが古く変質してしまう
- ペン先にホコリなどが詰まる
- インクに空気が入る
- インクが固まる
- インクがなくなる(ゲルインクは消耗が早い)
この様にいろいろなことが原因で、ボールペンのインクって出なくなってしまうんですよね。
ます第一に、ペン先に傷がついたり、インクが固まってしまったなど、ボールペンのインクが出なくなってしまう原因をあなたが特定すること自体とても難しいのは覚えておいてください。
しかし、これから紹介させていただく対策で改善する可能性もありますので、あなたが「インクが再度出るようになるか試したい!」と考えているのであれば、ぜひ最後までご覧くださいませ!
対策不可(インクが出ないまま)の場合もある
インクが出なくなった時の解決案に関して紹介させていただきますが、そもそも解決できない原因も中にはございますので、それらに関して先に記載させていただきます。
- ペン先に傷がついている
- インクが古く変質してしまう
- インクがなくなる
インクがなくなれば書けなくなってしまうのは当然のことなので、具体的な説明は割愛させていただきますね。
ペン先の傷が原因の場合
ペン先に傷がついてしまった場合、ペン先のボールがうまく回転しないことで文字がかすれたり、そもそもボール回転しなくなってしまうことでインクが出なくなってしまいます。
ペン先の傷はボールペンの芯が壊れてインクが出ない状況です。しかも、ペン先の傷を治すことがほぼ不可能です。壊れて修理不可状態ということで、再びインクが出るようにすることは非常に難しいということになります。
インクが古く変質してしまった場合
インクが経年で劣化した場合、インクの質が原因でペン先からインクが出にくい状態になっています。
主な原因として、インクに使用している溶剤の蒸発が原因となります。
ボールペンのインクにどんな溶剤が使用されているか分かりませんし、インク内に溶剤を加えることがそもそも困難なため、インクが古くなった場合、再度インクが出る様にすることは非常に困難だということです。
ゲルインクボールペンのインクが出ない場合の対策案5選
これからは、ボールペンのインクが出なくなってしまった時に試せる具体的な方法に関して紹介させていただきます。誰もが簡単かつ確実にできる方法もありますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ペン先を温めてみる
インクが固まってしまった場合の解決案として試せる方法です。
具体的な方法としては、温めたお湯の中にペン先を浸して見たり、ドライヤーでペン先を温めるといった方法ですね。
固まったインクが溶ければ、再びペン先からインクが出るようになるかもしれません。
作業を実際に行う場合、ボールペン本体からリフィル(替え芯)を取り出した状態で行った方が、ボールペン本体に水がはいったりするリスクを抑えられるのでオススメです。
温める方法としてライターなどの火を使用することは絶対にやらない様にしてください。
ペン先の変形や、最悪リフィルに着火する可能性があり非常に危険です。
ノートや重ねたティッシュに書いてみる
ノートの上やティッシュペーパーを何枚重ねた状態で、ボールペンのペン先を走らせてあげましょう。
ノートよりもティッシュペーパーの方が、抵抗が高くボールペンのボールがよく回転するため、ペン先に詰まってしまったゴミやホコリを掻き出しやすくなります。
ペン先に溜まってしまったゴミやホコリを除去することに成功すれば、再びペン先にインクを供給することができるようになり、ペン先から再びインクが出るようになります。
タバコのフィルター部分にペン先を入れる
タバコを吸っている方限定のやり方となりますが、ペン先に溜まったゴミを取り除くのにタバコのフィルターが効果的な場合があります。
先に紹介したティッシュよりも効果的とされるやり方です。
タバコのフィルターは非常に繊維が細かいため、ペン先の隙間フィルターの繊維自体が入りやすく、ペン先に入ってしまったホコリやその他繊維ゴミを掻き出してくれます。
フィルターにペン先を突っ込んだ状態で、グリグリと回してやれば大丈夫です。
数十回程度もグリグリ回すしてやれば、効果が見込めるはずです。
あなたがタバコを持っていない場合、フィルターが付いている製品であれば代替可能ですが、タバコ以外にフィルター付いた商品はコスト的に高くなる傾向があり、使用するのはあまりオススメはできません。
インクに溜まってしまった空気を抜く
ボールペンのインク内に空気が溜まってしまうと、その空気層がが邪魔となりペン先にインクが供給されなくなってしまうことがあります。
この場合、ペン先にたまった空気を抜けば解決することができる可能性があります。
具体的な方法としては下記の方法が挙げられます。
- ペン先をふってみる
- ボールペンをぐるぐる回してみる
遠心力を用いて、瞬間的に空気層とインク層を入れ替えてやるつもりで行ってみてください。
どちらもある程度は勢いよく行った方がいいので、周りには十分注意が必要です。
ボールペンの芯を交換する
急にインクが出なくなってしまった時、最も効果的かつ簡単な方法は、新しいリフィル(替え芯)に取り替えることです。
新しいものに取り替えてしまえば、初期不良や長期保管にで劣化した場合を除き、確実にインクが出るようになります。
具体的な対策としては、替え芯を用意しておき、インクが出なくなってしまった時に交換するだけです。
先に紹介した方法で出なかったインクが改善することがありますが、どれも確実な方法ではありません。
検証に多少時間がかかってしまうのも正直デメリットではあります。
三菱鉛筆やZEBRAでは、インクが出なくなった場合の解決策はないと発表しているくらいです。
替え芯のストックを用意しておくことで、インクが出なくなっても、取替えの手間だけですぐにインクが出る状態に戻すことができます。
替芯にかかるコストも安価なタイプであれば、数十円〜100円台前半で収まります。
特にゲルインクボールペンの場合、油性や水性タイプよりインクの減りが早いので、ストックを用意しておくことはとても大切です。
コストは替え芯よりかかりますが、ボールペン本体を用意しておくことも無くしてしまった時のリスク回避にもなりますしオススメです。
まとめ
インクが出なくなるのは、ボール部分の汚れやインクそのものの問題など様々な原因があり、解決する方法に関してここまで紹介させていただきました。
原因はたくさんありますが、1つ1つ解決しようとすると結構大変で、しかも解決できるか分からず多少時間が掛かってしまうことが難点でした
インクが出なくなったボールペンを元に戻すのは大変なので、思い切ってリフィルを新しいのに取り替えてしまうのがおすすめです。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました!