ボールペンでインクがダマにならない方法は?おすすめの対策を紹介!

ボールペン ゲルインク ダマにならない

ボールペンで文字を書くと、ペン先に溜まったインクのダマが、紙に付着してしまった経験あなたにもありませんか?

発生する頻度も多く、書いた文字が汚れ、手に付着したり、ちょっとやっかいなんですよね。

ダマが出る度にティッシュでペン先を拭くのは、面倒すぎてやってられません。

あなたが使用しているボールペンにダマが発生する原因は?

油性インクのボールペンを使用しているからでしょう。

今記事ではダマが発生する原因や、ダマが発生しにくい書き方、おすすめのボールペンに関してまとめております。

ぜひ最後までご覧くださいませ!

ボールペンのダマは正式名称を「ボテ」といいます。
しかし、「ダマと呼ぶ人が多く、今記事では「ボテ」ではなく「ダマ」で記載を統一させていただいております。

ボールペンのダマとは?

ボールペンにダマができる仕組みについて、簡単に説明させていただきます。

ペン先にはボール状のパーツが組み込まれております。

そのボールパーツにインクを付着させ、紙の上で転がす(書く)ことでインクが転写することで、文字を書くことができます。

しかし、ペン先がボール形状のため、全面が紙には触れず、僅かなインクがペン先に残ってしまいます。

余ったインクはペン内部に吸収されますが、ペン先に残ってしまうインクもあります。

ペン先に残ったインクが蓄積し、かたまりになってしまったものが「ダマ」というわけです。

ボールペン ダマ
これが先端にダマがついてしまっている状態…
ボールペン ダマ

ボールペンのダマを防ぐ3つのコツ

ボールペンのダマは、ペン先に残るインクが蓄積されることで発生します。

ペン先にインクがたまるの防ぎ、ダマの発生を防ぐことはできるのでしょうか?

ここからは、ダマの発生を防ぐ方法について解説していきます。

ペン先の向きを適宜変える

ペン先の向きを変えずに書き続けた場合、ダマの発生率は高くなります。

(直線を引き続けた場合、ダマはすぐに発生します!)

ペン先のボールが一定方向にしか回転せず、吸収されないインクが出やすくなるためです。

これはペン先の向きを都度変えて書くことで対策ができます。

つまり、ペン先の向きを変えながら書くことで、ダマができきる前に、ダマを消すことは可能。
(厳密には、ダマがかなり小さな状態で、ダマを紙に付着させるイメージです。)

筆圧は強くゆっくり書かない

筆圧が弱いとペン先が紙に沈みこまず、ペン先のボールが紙に触れる面積が少なくなります。

触れる面積が減ると、インクがペン先に溜まりやすくねってしまいますね。

筆圧を強くすれば、ペン先が紙に沈みやすくなり、インクだまりを抑制可能です。

また、文字を丁寧に書こうとすると、ゆっくり書いてしまうことありますよね?

ペン先が紙に触れると、紙はインクを引き出します。

ゆっくり筆記することでインクの排出量が増えてしまい、インクが溜まりやすくなります。

筆記を速くすれは、必要以上のインク排出を抑え、ダマの発生を抑えることができます。

ペン先の角度に注意する

筆記時に、ペンを寝かせて書く人はダマがたまりやすくなるため注意が必要です。

ペンを寝かせる(角度が浅い)と、紙に触れるペン先の面積が少なくなります。

触れる面積が少なくなり、ペン先に残るインク量が増えることで、ダマが発生します。

ボールペンを60°以上の角度に保ち筆記することで、ダマの発生を抑制することが可能。

ダマの発生をなくすことは可能?

これらの書き方は実践すればダマの改善はできます。

しかし、実践するのは面倒くさく無理がありませんか?

できたとしてもやりたくない…!

と思いのあなたには別の方法をお教えします。

なぜなら、油性ボールペンを使用しているとダマは必ず発生してしまうからです。

ダマができないボールペンが欲しいならゲルインクがおすすめ

ボールペン ゲルインク

油性ボールペンではダマは軽減できても、完全になくすことは難しいという話をさせていただきました。

ダマが発生しないボールペンはあるのか?

ゲルインクを使用したボールペンです。

ゲルインクボールペンは1984年、株式会社サクラクレパスによって開発されたインクです。

(今では各社がゲルインクボールペンを製造)

油性・水性インクの良いところを合わせたインクで、油性インクの耐水性、水性インクのなめらかな書き心地があります。

書いていて非常に気持ちいいタイプです。

着色剤には染料と顔料が用いられており、それぞれ特徴が異なります。
それぞれの特徴に関しては「メリットとデメリット」部分で解説いたします。

なぜ、油性と水性のいいとこ取りができたかというと、インクの粘度が変化するためです。

ゲルインクの状態変化
  1. リフィル内部ではゲル状
  2. 筆記時(先端のボールが回転)
    ⇨ ゲル状から粘度の低い状態へ変化
  3. 紙に転写字(紙にインクが付着)
    ⇨ サイドゲル状に戻る
  4. ゲル状に戻ることで、なめらからでにじみにくい書き心地になる

インクの粘度が変化することに関して触れさせていただきましたが、あんまり気にしなくてもいいと思います。

「ゲル状が〜」、「インクの粘度が〜」とかあまり細かい部分は問題ではないですからね!

ゲルインクボールペンのメリット

ゲルインクボールペンのメリットに関して確認していきましょう。

油性ボールペンとは違った魅力があり、ゲルインクボールペンが1つの選択肢になれば幸いです!

ダマがほとんど出ない

インクの状態が、書き出しと紙に付着する際と変化するため、油性ボールペンの課題であったダマがほとんど発生しません。

さすがに、先端にホコリ等が付着しているとダマの様なものが発生しますが、普段使用している中で気になることはないでしょう。

書き心地がなめらかでかすれにくい

筆圧がよほど弱くない限り、書き始めからかすれずに書け、軽やかにペンを走らせることができるのが最高ですね!

なめらかに引っかかり感もなく書けるため、字がうまく・キレイに書けているように感じられるのもポイント高いところです!

水性よりにじみにくい(顔料タイプ)

書き心地のなめらかさやサラサラ感は、水性インクにもありますが、水性は滲みやすいというデメリットがあります。

ゲルインクであれば、書き心地が良い上に耐水性にも優れているため、長期保管が必要な重要書類にも使用することができます。

耐水性に優れるのは、顔料タイプのゲルインクです。
染料タイプは耐水性に劣るタイプです。

ゲルインクボールペンのデメリット

ゲルインクボールペンの良さが分かったところで、デメリットも把握しておきましょう。

デメリットも把握しておくことで、ストレスなくボールペンを使用できますからね♪

インクの減りが早い

とにかくインクの消耗が早く、替え芯の交換頻度が多くなることです。

性能に関してほぼ欠点がないゲルインクですが、インクの減りが早いのは大きなデメリットですね。

インクの減りが早いのは、書きやすさが影響しています。

ゲルインクボールペンがかすれずに書けるのは、インクの供給が良い(多い)ためです。

インクの供給が良い(多い)ため、その分消耗も激しくなるということです。

油性インクのボールペンと比較し「もうなくなったか…」と感じるほどインクの消耗が早いですね。

インクの減り具合は書き方で改善できず、替え芯(リフィル)を常備しておく必要があります。

替え芯次第で対策可能なので、ぜひ替え芯の常備を検討してはいかがでしょう?

もし、ゲルインクボールペンのインクが出ない場合は、別記事で対策を紹介しておりますので、参考にしてくださいね。

インクの乾きが若干遅い

インクの乾き具合が油性と水性の中間くらいのイメージです。

普段はあまり気にしなくても大丈夫ですが、まれにインクが多く出るときがあります。

手に付着する可能性があり、乾くまで少し間をあけなければなりません。

ダマにならないおすすめのゲルインクボールペン3選

デメリット部分を差し引いても、ゲルインクボールペンはダマの解消策としておすすめです。

私が使用しているゲルインクのボールペンを紹介させていただきますので、参考になれば幸いです。

1.ぺんてる エナジージェル エス

はじめにぺんてるのエナジージェル エスを紹介いたします。

ぺんてる エナジージェル エス
限定の猫柄モデル(ラグドール軸)がかわいい
エナジージェル エス スペック一覧
  • 芯の太さ:0.3〜1.0mmの間で5種類
  • インク色:黒・赤・青(一部色あり)
  • 本体色:7色

ペン軸の太さは細すぎず・太すぎずで丁度よいバランス。

私は0.5mm芯を使用していますが、あまり太さを感じさせない印象で、滑らかさと少しカリッとした書き心地が特徴でした。

また、期間限定としてネコをモチーフとして限定デザインモデル(6種)もあります。

安価(税込み198円)ですが、人と違うデザインのボールペンを使用したい方におすすめです!

2.三菱鉛筆 ユニボールワン

三菱鉛筆のユニボールワンです。

ホワイトボディとワイヤークリップがクールな印象

ストレートで、凹凸もほとんどないシンプルなデザインのホールペンです。

クリップにもワイヤーを使用するなど、デザイン面でも非常に優れた商品だと思います。

インク色は黒も含めて全20色と圧倒的な数。

本体カラーとインク色が連動しているので、ひと目で色が分かるのも最高です!

芯の太さは3種類。

  1. 0.28mm
  2. 0.38mm
  3. 0.5mm

色により太さのラインナップは異なります。

細いタイプは滑らかさよりカリッとした感じの書き味が特徴です。

ゲルインクボールペンでも油性に近い感覚で書きたい人にはオススメできますね!

3.サクラクレパス グロッソ

サクラクレパスのグロッソです。

太軸で持った時の安定感がすごい!

今回紹介した中では、一番の太軸タイプになります。

太軸で軽量タイプを求めている人には、ぜひともおすすめしたいモデル。

書き味としては滑らかさが強いため、筆圧弱めでぬるっと書きたい人に特におすすめできるタイプですね。

替芯は油性タイプもあるため、購入時にインクの種類をよく確認してくださいね。

まとめ

ここまで、ダマが発生してしまう原因と対策を紹介させていただきました。

油性インクを採用しているタイプ。

ダマにならないボールペンは水性インクとゲルインクですが、個人的におすすめしたいのがゲルインクのボールペンでした!

ゲルインクボールペンはメリット・デメリットは多少ありますが、ダマが気になるあなたであれば、きっとの書き心地は気に入っていただけるはずです。

ぜひ、自分にあったボールペンを探してみて、「これはおすすめ!」というものがあれば、ぜひ教えてくださいね。とんで喜びますので!

最後までご覧いただきありがとうございました!